エコキュートの追いだきから黒い汚れが出る原因と対処法

「エコキュートで追いだきをしたら、浴槽に黒いカスや黒い粉のような汚れが浮いている……」

「お風呂のお湯を見たら、黒い汚れが出ていて気持ち悪い」

「配管を掃除してみたけれど、何度も黒い汚れが出てくる」

このような症状でお困りではありませんか?

エコキュートの追いだき機能は、浴槽のお湯をふろ配管を通して循環させながら温め直す仕組みです。そのため、追いだき時に黒いカスや黒い粉、異物などが浴槽に出てくる場合、浴槽そのものではなく、ふろ配管や循環口、エコキュート内部の部材などに原因がある可能性があります。

黒い汚れが少し出ただけだからといって、すぐにエコキュート本体が故障しているとは限りません。しかし、何度掃除しても汚れが出続ける場合や、以前にはなかった異物が急に出るようになった場合は、単純な汚れではなく部品の劣化などが原因になっている可能性もあります。

この記事では、静岡県でエコキュートの交換・メンテナンスを検討している方に向けて、エコキュートの追いだきから黒い汚れが出る主な原因、自分でできる対処法、専門業者に点検を依頼した方がよいケースについて、分かりやすく解説します。

この記事を最後まで読めば、「まず自分で掃除して様子を見ればよいのか」「専門業者に相談した方がよいのか」「エコキュート本体の交換まで考えるべきなのか」を判断するためのポイントが分かります。


まずはココを確認!自分でできる5つのセルフチェック

エコキュートの追いだきから黒い汚れが出てきたときは、いきなり故障と判断する必要はありません。

まずは、次の5項目を確認してみましょう。

チェック1:黒い汚れは「毎回」出ていますか?

まず確認したいのが、黒い汚れが出る頻度です。

  • 1回だけ黒いカスが出た
  • 数回に1回出る
  • 追いだきするたびに出る
  • 配管洗浄をしても出続ける

このように、症状によって考えられる原因が変わります。

一度だけ少量の汚れが出たのであれば、ふろ配管内部に蓄積していた汚れが剥がれ落ちた可能性があります。

一方で、何度も黒い汚れが出る場合は、配管内部の汚れだけでなく、エコキュート内部のゴム部品などが劣化している可能性も考えられます。

チェック2:黒い汚れは「粉状」ですか?「カス状」ですか?

黒い汚れの状態も確認してみましょう。

黒い粉のようなもの、細かなカス、柔らかい異物など、出てくる汚れにはさまざまな状態があります。

ただし、見た目だけで原因を完全に特定することは難しいため、「黒いから絶対にこの原因」と決めつけるのは避けた方がよいでしょう。

チェック3:追いだき以外でも汚れが出ますか?

「追いだきしたときだけ黒い汚れが出る」のか、それとも「浴槽にお湯をためただけでも汚れが出る」のかを確認してください。

追いだき時だけ黒い汚れが出るのであれば、追いだきで浴槽のお湯が循環するふろ配管や循環口周辺が原因である可能性があります。

チェック4:浴槽の循環口フィルターに汚れはありませんか?

浴槽側にある循環口のフィルターを確認しましょう。

フィルターには、髪の毛や湯アカなどが付着することがあります。汚れが蓄積すると、追いだき時のお湯の循環に影響することもあります。

フィルターを取り外せるタイプであれば、取扱説明書を確認したうえで、定期的に掃除しましょう。

チェック5:エラーコードは表示されていますか?

リモコンにエラーコードが表示されている場合は、黒い汚れとは別に、エコキュート本体やふろ循環系統に異常が発生している可能性があります。

エラーコードが表示されている場合は、表示内容を写真に撮っておくと、メーカーや専門業者へ相談するときにスムーズです。


エコキュートの追いだきから黒い汚れが出る主な原因

ここからは、黒い汚れが出る原因について詳しく解説します。

原因1:ふろ配管内部に汚れが蓄積している

最初に考えられるのが、ふろ配管内部の汚れです。

エコキュートのフルオートタイプでは、浴槽のお湯をふろ配管を通して循環させながら追いだきを行います。

つまり、浴槽のお湯を繰り返し追いだきしていると、入浴時に発生する皮脂や汗、石けん成分、入浴剤などが少しずつ配管内部に入り込むことがあります。

これらの汚れが配管内部に蓄積すると、時間の経過とともに汚れが剥がれ、黒いカスや異物として浴槽に出てくる場合があります。

特に、

  • 長期間ふろ配管を洗浄していない
  • 家族の人数が多い
  • 毎日のように追いだきを使用する
  • 入浴剤を頻繁に使用する
  • 配管洗浄機能をあまり使っていない

というご家庭では、ふろ配管の汚れが蓄積している可能性があります。

この場合は、まず取扱説明書に従って、ふろ配管の洗浄を行ってみましょう。

メーカーによって洗浄方法や使用できる洗浄剤が異なるため、必ずお使いのエコキュートの取扱説明書を確認してください。例えば、パナソニックではフルオートタイプのふろ配管について、定期的な洗浄を案内しています。


原因2:配管内部にバイオフィルムが形成されている

ふろ配管の汚れを考えるうえで、知っておきたいのがバイオフィルムです。

バイオフィルムとは、微生物などが表面に付着して形成する膜状の構造のことです。

浴槽のお湯が通るふろ配管内部では、皮脂や湯アカなどの有機物が蓄積することで、微生物が増殖しやすい環境になる場合があります。

こうした汚れが長期間蓄積すると、配管内部の汚れがまとまって剥がれ、黒っぽいカスや異物となって浴槽に出てくることがあります。

この場合、浴槽を掃除するだけでは原因を取り除けません。

浴槽はきれいなのに、追いだきをすると黒い汚れが出てくる場合は、ふろ配管そのものを洗浄することが重要です。


原因3:循環口やフィルターに汚れが溜まっている

浴槽側の循環口やフィルターに汚れが溜まっていることも原因のひとつです。

循環口は、追いだき時に浴槽のお湯が出入りする重要な部分です。

フィルターに湯アカや髪の毛などが詰まっていると、正常な循環が妨げられることがあります。

まずは循環口のフィルターを取り外し、ブラシなどを使って清掃してみましょう。

メーカーによっては、循環口フィルターの清掃を定期的なお手入れとして案内しています。コロナも、ふろ配管洗浄後に循環口カバーを取り外し、フィルター部のゴミや湯アカを落とす方法を案内しています。

ただし、フィルターを掃除しても黒い汚れが出続ける場合は、原因がフィルター以外にある可能性があります。


原因4:エコキュート内部のゴム部品が劣化している

配管洗浄を行っても黒い汚れが出続ける場合、注意したいのがエコキュート内部の部品の劣化です。

エコキュートの内部には、ゴムホースなどの部材が使用されています。

長年使用しているエコキュートでは、経年劣化によって部材が傷み、その一部が剥がれて黒い異物として出てくる可能性があります。

三菱電機も、ふろ配管の洗浄を行っても黒い異物が出続ける場合、水道水の塩素濃度によっては製品内部のゴムホースが劣化している可能性があるとして、点検を案内しています。

このケースでは、一般の方がエコキュート本体を分解して確認することはおすすめできません。

エコキュート内部には電気部品や高温のお湯が関係する部分があるため、異常が疑われる場合はメーカーや専門業者に点検を依頼しましょう。


原因5:エコキュートの経年劣化

エコキュートを長期間使用している場合は、経年劣化も考える必要があります。

エコキュートは、タンクやヒートポンプユニットだけでなく、配管、バルブ、センサー、基板、ゴム部品など、さまざまな部品で構成されています。

そのため、使用年数が長くなるほど、一つの症状だけでなく複数の不具合が同時に発生する可能性があります。

例えば、

  • 黒い汚れが出る
  • 追いだきが途中で止まる
  • お湯が沸かせない
  • エラーコードが頻繁に出る
  • お湯の温度が安定しない
  • 水漏れがある

などの症状が重なっている場合は、単純な配管洗浄だけでは解決しない可能性があります。

特に長年使用している場合は、修理だけでなく、エコキュート本体の交換も含めて検討することをおすすめします。


自分でできる対処法と専門業者に任せる作業

ここでは、「自分でできること」と「専門業者に相談した方がよいこと」を分けて整理します。

自分でできること

まずは次の作業から始めましょう。

① 浴槽の循環口フィルターを掃除する

フィルターを取り外し、ブラシなどで付着したゴミや湯アカを落とします。

取り外し方法はメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。

② ふろ配管洗浄を行う

エコキュートに「配管洗浄」「循環洗浄」「クリーニング」などの機能がある場合は、取扱説明書に従って洗浄します。

洗浄剤を使用する場合も、必ず機種に対応したものを使用してください。

メーカーによっては、市販の1つ穴用ふろ釜洗浄剤などを使用できる機種もありますが、すべての機種に使用できるとは限りません。

③ 浴槽を清掃する

浴槽や循環口周辺もきれいに掃除しましょう。

浴槽側に残っている汚れが循環時に混ざっている可能性もあるためです。


専門業者に相談した方がよいこと

次のような場合は、専門業者への相談をおすすめします。

  • 配管洗浄をしても黒い汚れが出続ける
  • 黒い汚れの量が増えている
  • エラーコードが表示される
  • 追いだきが正常にできない
  • 水漏れがある
  • 異音がする
  • 長期間使用している
  • 黒い汚れ以外にも複数の不具合がある

この場合、専門業者が症状を確認し、ふろ配管だけの問題なのか、循環口やバルブなどの部品に問題があるのか、エコキュート本体内部まで確認が必要なのかを切り分けます。

必要に応じて、部品交換や修理、エコキュート本体の交換を検討します。


【不安な方へ】黒い汚れの写真を撮って相談するのがおすすめ

「これくらいの黒い汚れで相談していいの?」

「修理なのか交換なのか分からない」

という方も多いと思います。

そんなときは、黒い汚れの状態が分かる写真や動画を撮影しておくと、相談時の参考になります。

また、

  • いつから出始めたか
  • 追いだきすると毎回出るか
  • 配管洗浄をしたか
  • エコキュートを何年使用しているか
  • エラーコードが出ているか

なども伝えると、原因の切り分けがしやすくなります。

「自分で掃除して様子を見るべきか、それとも点検を依頼するべきか分からない」

という段階でも、まずは専門業者に相談してみましょう。

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放置するとどうなる?3つの大きなリスク

「黒い汚れが少し出るだけなら、そのままでもいいのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、原因によっては放置することで別のトラブルにつながる可能性があります。

リスク1:衛生面への不安が続く

追いだきは浴槽のお湯をふろ配管に循環させる仕組みです。

そのため、ふろ配管内部に汚れが蓄積している場合、せっかく浴槽をきれいにしても、追いだきするたびに汚れが浴槽へ戻ってくることがあります。

黒い汚れが出ている状態では、気持ちよく入浴することも難しいでしょう。

原因を確認し、適切な洗浄やメンテナンスを行うことが大切です。

リスク2:不具合が進行して修理が必要になる可能性がある

黒い汚れの原因が単純な配管汚れであれば、洗浄で改善できる可能性があります。

しかし、内部部品の劣化が原因だった場合は、放置している間に症状が進行する可能性があります。

例えば、部品の劣化から水漏れなどの別のトラブルにつながることも考えられます。

異常を感じた段階で点検しておけば、原因を早期に発見できる可能性があります。

リスク3:突然エコキュートが使えなくなる可能性がある

エコキュートは、故障するとお湯が沸かせなくなり、突然お風呂やシャワーが使えなくなる可能性があります。

特に、長期間使用しているエコキュートで黒い汚れ以外にも不具合が出ている場合は注意が必要です。

「まだ使えるから大丈夫」と思っていても、ある日突然故障してしまうケースがあります。

エコキュートは注文してから設置工事まで時間がかかる場合もあるため、異常が出た段階で修理や交換について相談しておくと安心です。


まとめ:エコキュートの追いだきから黒い汚れが出たら早めに原因を確認しましょう

エコキュートの追いだきから黒い汚れが出る場合、主な原因として次のようなものが考えられます。

  • ふろ配管内部の汚れ
  • バイオフィルムなどの蓄積
  • 循環口やフィルターの汚れ
  • エコキュート内部のゴム部品の劣化
  • エコキュート本体の経年劣化

まずは、循環口フィルターの掃除や、取扱説明書に従ったふろ配管洗浄を行ってみましょう。

それでも黒い汚れが出続ける場合や、エラーコード、追いだき不良、水漏れ、異音などの症状がある場合は、専門業者への相談がおすすめです。

特に、エコキュートを長年使用している場合は、修理だけでなく交換も選択肢になります。

「黒い汚れが出たけれど、修理と交換のどちらがいいのか分からない」

「今のエコキュートをあと何年使えるのか知りたい」

「新しいエコキュートに交換した場合、どれくらい費用がかかるのか知りたい」

という方も、まずは専門店へ相談してみてください。

静岡県でエコキュートの交換をご検討の方は、地域密着型の専門店に相談することで、ご自宅の設置状況や使用年数、現在の症状などを確認したうえで、修理・交換を含めた最適な方法を提案してもらえるでしょう。

エコキュートの黒い汚れは、単なる配管汚れの場合もあれば、部品の劣化が隠れている場合もあります。

「少し気になる」という段階で点検・相談しておけば、突然の故障によってお湯が使えなくなるリスクを減らせる可能性があります。

まずはお気軽にご相談ください。

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「これって故障なのかな?」と少しでも気になったら、ぜひお気軽に専門店へご相談ください。